スノーボードのビンディング角度設定ガイド

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スノーボードのビンディング角度設定ガイド
|自分に最適なスタンス角度を見つけよう

スノーボードのビンディング角度は、ライディングの快適さやパフォーマンスに大きく影響を与える重要な要素です。しかし、最適なビンディング角度は人それぞれ異なり、初心者から上級者まで幅広いスタイルに対応するための知識が必要です。本記事では、ビンディング角度の設定方法、種類、そしてその選び方について詳しく解説します。

タメ
タメ

私はビンディングの角度をあまり気にしていなかったのですが、少し角度を変えるだけ滑りやすさが段違いに変わることに気づきました。

それからは自分に合った角度設定を見つけるため、いろんな角度に変えながら乗り比べていました。

誰もが通る道だと思うので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。


スノーボードのビンディング角度とは

スノーボードにおけるビンディング角度とは、スノーボードの板に取り付けられたビンディングが進行方向に対してどのように配置されているかを示す角度のことです。角度は通常、(°)で表され、前足(リードフット)と足(バックフット)の角度が設定されます。

ビンディングの角度設定をうまく調整することで、ターンのしやすさやエッジグリップ、体の負担を軽減し、ライディングのパフォーマンスを最大限に引き出せます


ビンディング角度の基本的な設定

一般的に、ビンディング角度は以下の2つの方法で設定されます:

  • 正面(ポジティブ)角度:足がボードの前方を向く角度。通常、前足にはポジティブ角度が設定されます。
  • 後ろ向き(ネガティブ)角度:足がボードの後方を向く角度。通常、後足にネガティブ角度を設定します。

前足(リードフット)と後足(バックフット)の角度

  • 前足:一般的には0°~21°の範囲で設定されます。多くのライダーは10°~15°くらいの角度に設定することが多いです。
  • 後足:後足は0°~-12°の範囲で設定され、特にフリースタイルのライダーはネガティブな角度を使用することが多いです。

角度設定に影響する要因

ビンディング角度の設定には、ライディングスタイル、体型、そして好みによって異なる要因が影響します。以下に代表的な要因を挙げてみましょう。

1. ライディングスタイル

  • フリースタイル:ジャンプやトリックが多いフリースタイルライディングでは、足元の自由度を高めるために、両足に少しネガティブ角度をつけることが多いです。例えば、前足15°、後足-15°のような設定が一般的です。
  • フリーライド:山を自由に走り回るフリーライドでは、エッジグリップを重視するため、前足を大きく角度をつけ、後足はあまりネガティブにしないことが多いです。例えば、前足21°、後足0°~-6°のような設定です。
  • アルペンライディング:高速でのターンやカービングを重視する場合、両足に大きなポジティブ角度を設定することが一般的です。

2. 体型と足のサイズ

足のサイズが大きい場合や、足首の柔軟性が低い場合、角度を大きく設定することで快適さが向上することがあります。また、体型や股関節の可動域にも影響されるため、痛みや不快感を避けるために角度調整が必要です

3. 個人的な快適さ

最終的には、最も重要なのは自分自身が快適に感じる角度です。角度を少しずつ変えながら、自分にとって最適な設定を見つけましょう。


初心者向けのおすすめ角度

初心者の場合、まずは基本的なスタンスを安定させることが大切です。一般的におすすめされるのは、前足と後足に少しポジティブな角度をつける「ディガー・スタンス」や「パラレル・スタンス」です。

おすすめ設定

  • 前足:+15°
  • 後足:+0°~-6°

この角度設定は、ターンのしやすさを提供し、バランスを取るのが容易です。また、足元が自然な角度で設定されているため、初心者にとって無理なくライディングを楽しめます

タメ
タメ

私も最初はこの角度の設定をしていました。さまざまな角度を試していき、最終的に+20 −10くらいに設定辿り着きました😀

自分に合った角度を見つけるために色々と試すといいと思います。


上級者向けの角度設定

上級者や競技者になると、ライディングスタイルに合わせたより細かい調整が求められます。特にターンやカービングを得意とする場合、エッジのグリップやスピードコントロールが重要になってきます。

おすすめ設定

  • 前足:+21°
  • 後足:-6°~-12°

フリーライドやアルペンライディングでよく使われる設定で、しっかりとエッジを噛ませることができます。足元が固定されるため、高速での安定性が向上し、エッジングがしやすくなります。


フリースタイルとフリーライドの違い

フリースタイルとフリーライドは、ビンディングの角度設定に大きな影響を与えます。フリースタイルでは、ボードを柔軟に操るため、角度はフラットなものか、両足にネガティブ角度をつけることが多いです。

一方、フリーライドでは、ボードのエッジグリップを重要視するため、前足を大きくポジティブに設定し、後足は少しネガティブに設定します。これにより、雪山を自由に滑る際にしっかりと安定したパフォーマンスを発揮できます。


ビンディング角度調整の実際の手順

ビンディング角度を調整する際の基本的な手順は以下の通りです:

  1. ボードを平らな場所に置く:作業をする前に、スノーボードが平らで安定していることを確認しましょう。
  2. ビンディングを取り外す:角度調整を行うために、ビンディングをボードから取り外します。
  3. 角度の設定を変更:ビンディングのネジを緩め、希望の角度に調整します。角度は通常、度数表示があるので、確認しながら設定しましょう。
  4. ネジをしっかりと締める:角度を設定した後、ビンディングをボードにしっかりと取り付け、ネジをしっかりと締めます。
タメ
タメ

ボードに直接ビンディングを設置すると、ボードに傷や型がつくことがあります。

気になる方はボードプロテクションフィルムを利用してみるといいかもしれません。



まとめ

スノーボードのビンディング角度は、自分のライディングスタイルや体型に合わせて調整することが大切です。初心者から上級者まで、それぞれのニーズに応じた角度設定を行うことで、より快適で安全なライディングが可能になります。ビンディング角度の調整を試行錯誤し、自分にぴったりの設定を見つけて、冬のスポーツを存分に楽しんでください

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